
ちょっと前の私の教科書
今度は 燻製の教科書。

これから燻製を志すなら この本を入り口として 強くお勧めする。
私の読んだ燻製の本の中では、おそらくこれが一番だ。
三俣鮎子さんの「手づくり燻製」という本だ。

それから本にはなっていないがもう一つ、私の燻製の教科書は、DIYフォーラムの「キッチン博子」だ。
私にとって燻製とニフティのDIYフォーラムは切り離せない存在である。
と言うのも、燻製のすばらしさを私に教えてくれたのは実はこのフォーラムだから・・・

また、昔話からしなくてはならないのは 読んでいる方には申し訳ないと思う。
「DIYフォーラム」とはパソコン通信時代のニフティーサーブが主催するフォーラムのひとつだ。

私は実際に自分で何かを作ってみたり、壊してみたりが好きなので このフォーラムを良くのぞいていたし、同じようなことに興味を持つ人々が 名前も知らずにネットワークを利用して経験談や意見を交換できるというのが すばらしいことだと感じていた。まだ、インターネットが無いころ。



自分にはその頃書き込むことがないので 専ら読むばかり、(これを当時の用語でROMオンリーという)だったが、オフラインミーティングには良く参加した。
このフォーラムのオフラインミーティングは かなり特徴があって、一緒に何かを作るとか 勉強するという嗜好が必ず盛り込まれる。
それがシルクスクリーンだったり、トールペイントだったり、DIY学会だったりした。その日の食事は出来るだけアウトドアで行われ 燻製缶などを持ち込む人も居た。


多摩川の河川敷のミーティングもあったし、「ネットワーカーズJAPAN」というパシフィコ横浜の催しにも参加した。
そして、その集まりには必ず誰かが自作の燻製や手作りのパン、スコーン、ビールなどなどを持ち込んでくる。


誰かが パンを焼いたとなると、誰かがワインを買ってくる、チーズを用意する。
そしてそのどれもが とてつもなく美味しく感じることが出来てたいへんすばらしかった。
実は その中でも涙が出るほど感動したのは このフォーラムのシスオペであるROYさんのお宅で行われたアラブ式の食事会だった。


ROYさんが今まで著した本は DIY関係が殆どだが、私が一番好きな本は「現代アラビアンナイト」という アラブの民と過ごした日々の本だ。
彼はその日に アラブ式のもてなしを私たちにしてくれた。
絨毯を敷きその上に並べられ持ち寄られた自慢の食材の数々。
その日のために 奥様やガーコさんPochi奥様などが腕をふるった料理。
おつまみに 本には書いてないアラブ式公開処刑のお話。(ん?)
防腐剤無し、添加物無し、素材のうまみを取り出す工夫の成果のみ。
商品化、採算計算無し。
プレーンな味わい。
何処にでも手に入るような鮭の新巻が 美味しい燻製になる。
同じ豚や牛の肉が 作者によって全く違うおいしさを引き出される。
「これだ!これが私が求めていたものだ」と感じてしまった。(^^)
1.誰でも出来る(今の私には住宅事情によりできないが)
2.比較的安上がり(ブランド品の食材など必要ない)
3.毎回違う味わいで 楽しめる
4.プロセスを共有できると 幸せになれる
5.お酒もうまい
誰かのコメントにも書いてしまったが、私は粗食を心掛けている(つもりだ)。
これは 人様の物まで自分の物にしたくないという 私の気持ち。
もっと 食材は地球の人々に・・・
出来ることなら、何とかなるなら、等分に分配されるようにと願っている。
飢餓で苦しむ人々に申し訳ないから。
だから、生きていければ 私はそれ以上の食材は要りません。
と言うのが 私の基本姿勢。
しかし、工夫や知恵でそれが豊かな物に変わるなら そうしたい。
そう言う贅沢を私はしたい。

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