末娘がヘップバーンにダブるなんて 笑えない。
魚だって 交通ルールは守る。

そんなところで、雨の中を遊ぶ。
雨と言えば もちろん紫陽花。
そして
名も知らぬ花。
水槽の中のはな。
はな。
はな。
海のそばの 大切な時間。
「お父さんが大好きなのデスね」
と たまたま居合わせた 電車ボックス席の女性の一言。
突き刺さる。
必ず別れが来て・・・
私がホームに二人を残して窓越しに手を振る。
電車が動き出す。彼女が追いかけてくる。
私はつい下を向いてしまい、 思い直してもう一度窓越しに斜めに ホームを見る。
遠くの方で まだ手を振っているのが見える。
「旅情」の キャサリン ヘップバーン
みたいじゃないか。
初めて劇場映画を見て泣いた日は 遠い昔だ。
ゴジラや大魔神では泣ける訳もなし・・・
末娘とヘップバーンがダブるなんて 笑えない。
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